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2007年 06月 23日
数日前に学生時代所属していたサークルの同期会があった。
まとまりの悪い学年で、前にも1回開かれたと言うひともいるけど私には記憶がなく、本当に34年ぶりの再会。 っていうか、同じサークルの先輩とつきあっていた私は、面白がってはやしたてられるのがいやさに卒業前はほとんど活動に参加しなかったから・・・35年以上だな。 介護の問題は抱えているけれど子供はほぼ自立して自由な時間が出来た女子、そろそろ定年に近づいた男子。 なんとなく人恋しいタイミングだったのか、思いのほかの人数が集まった。 幽霊部員も含めて20名足らずのうち、男子5名、女子5名。 参加したいけど出張とか、現在海外赴任中とかいうのが出て来れていたらびっくりする数だったな。 幽霊部員の中にはどうも亡くなったらしい、なんていうのもいるし。 だいたい、在学中にもそんな数が集まったこともなかったのに。 会った途端に30数年の空白はどこかへ吹っ飛び、実に楽しく、笑った笑った。 50代半ば過ぎ、会社では役付き、社長もいれば政府代表なんてのもいるけど、そんな肩書きは知ったこっちゃない。 声が小さければ「もっと大きな声で話しなさいよ!みんな耳が遠くなってるんだから!」としかりつけられ、「こんな気取った店じゃなくて鍋がよかった」というのには「この暑いのに!」とたしなめられ、会社ではえらそうにしているだろう男子も同期のオバチャンたちの前では形無し。 そのかわり「みんな変わらないけど、オマエ年取ったなぁ。太ってるし」と容赦ない発言もある。 「アナタに言われたくないわよ!放っておいてちょうだい」 店の外でみかけたとき、どこのオヤジ?って思ったヤツ! フン! 同じ話を繰り返し、子供にだったら「それ100万回聞いた」と切り捨てられるところを、聞いたことを忘れているので大丈夫、という悲しくもうれしい同年代。 会っているときは昔のままだと思ったけれど、最後にお店のひとに撮ってもらった集合写真・・・写真は正直、年なりに写っている。 お店が地下で暗かったしね、目もいかれちゃってるんだわね。 でも、本当にみんなハッピーな笑顔。 帰宅後、現在海外現地法人で代表をしている仲間にみんなの動静を報告。 するとこんな返信が来た。 森山良子の「30年を2時間半で」という歌を知っている? 知らなかったらネットで検索して。 ものの言い回しが、今回貰った会話調のメールとそっくり。 おばさんが昔を振り返るとやっぱり同じになるのかと変な処で感心した。 半年位前に日本出張した帰りの飛行機で聞いて今日と同じように昔を思い出した歌だ。 ちなみに、彼とは夫と将来を見据えて交際を始める前につきあっていた仲。 といっても当時のこと、手をつなぐでもなく、ただ一緒にご飯食べたり、ドライブしたり、バカ話していた・・・友だち以上恋人未満、かな。 そんな仲だったから、今でも何の罪悪感もなく連絡を取り合うことが出来る。 といって、この30数年は家族連名での年賀状のやりとりだけ。 同期会があるのよ、という連絡が個人的には初めてだけど。 私たちは、ちょっとこの歌のイメージとはずれるけどね^^ 30年を2時間半で・・・ 作詞 麻田浩/森山良子 作曲 麻田浩/島 健 こんな事ってあるのね。新宿のデパ地下。 レジに並ぶ私の目が懐かしい横顔に釘付けになった。 他人のそら似?イエ、髪には白いものが・・・彼だわ。 ドキッ!早まる呼吸、声をかけようかかけまいか? カゴに入ったおとうふや泥つきゴボウの先が揺れている。 こんな事ってあるのね。 若い日々の恋がよみがえる。 気付かないで私に・・・あ、やっぱり気付いて・・・。 マスカラが目の下に落ちてないかしら、 ヤダ、小鼻がテカッってないかしら。 彼がふとふり向いて瞳と瞳が重なって照れくさそうに微笑んだ。 いまだに恥ずかしがり屋なのね、あなた。 「元気?」 「うん、この通り。まあ何とか元気にしてます。 今夜のおかずを買ってるんだ。そこのおからがおいしんだ。」 「あ、私も時々買う。おいしいよね。」 <あ、なれなれしいかしら・・・>人波が消えてゆく。 レジが済めばそこでお別れ。 「ねぇ、もし時間があればお茶でも飲もうか。」 無口で引っ込み思案だった少女は、長い年月を えんやこらと乗り越える間に、たくましく、ずーずーしく 変貌しているものなの。 「うん、いいよ。」相変わらずもったいぶってるのね。 近頃流行のカフェ。あなたはコーヒー、私はキャラメルマキアート。 そう、中年の女は新し物好きなの。 それから、2時間半。私は3年前多々の事情で一人になった。 あなたは2年前に伴侶を亡くした。 そろそろ定年後の暮らしを考え始めている。 「そうか、定年か・・・お互い50半ば・・・もうすぐ四捨五入で60かぁ。」 たわいのない想い出話に話は尽きない、尽きたくない・・・!! ♪30年を2時間半で飛びこして 二人の気持ちは20(はたち) 初めてのデート 「真夜中のカウボーイ」 30年を2時間半で飛びこして 二人の気持ちは21 ぎこちないFirst Kiss あなたの誕生日。♪ 「ご飯どうしてるの?」 「自分で作るんだ。これが結構たいへんでさ、こうやってお惣菜買うんだ。 今、美味しい物何でも揃ってるからね。」 「そうか、大変ね。」 「ま、自由にいろいろできるから考えによっちゃ楽しいよ。」 2杯目のキャラメルマキアートのストローが切なく空気を吸っている。 「ねぇ、一杯やろうか?」 「そうだな、家で誰も待っている訳でもないし。 ここだったら、あそこのホテルがいいかな?」 「ホ、ホテル・・・?」 「うん、眺めもいいし、メシも結構うまいから。」 「じゃぁ、おから入れといてあげようか?」 泥つきゴボウは二つにへし折って、バッグの底に押し込めた。 人波の中、あの頃みたいに並んで歩く。 夕暮れがそろそろ星のカーテンを降ろし始める。 愛想のいいウェイターが「奥様、ジャケットの方おかけして よろしかったでしょうか?」 近頃、この何々の方何々よろしかったでしょうか? というわけのわからない日本語がすごく気になるんだ、 私。奥様か・・・うふ、奥様か。そうなってたかもしれなかった・・・。 ♪30年を2時間半で飛びこして 二人の気持ちは20(はたち) いつも歌ってくれた しゃがれた「Blowin' In the Wind」 30年を2時間半で飛びこして 二人の気持ちは21 別れた理由が いまだに見つからない。。。♪ キャンドルライトが揺れている。 私の心も揺れている。ライティングはOKよ、目尻のシワが 少しはごまかせるわ。 「とりあえずビール。」 と彼。私はドライな赤ワイン。 「最近、食えなくなってさ。」 「あたしも。」 「最近、飲めなくなってさ。」 「あたしも。」って言いながら、イヤダー、私ったらグビグビグビグビ4杯目。 「女房がね・・」 「うん。」 「女房がさぁ・・」 愛しているのね、女房を今も。 イヤダ、私ったら女房に嫉妬してる。 本当の愛がどんなものなのか傷つけ合う事も愛し合う事も知らなかった少女の恋がよみがえる。 あれから、30年、いろんな事があったわ、私にも。 お互い乗り越えてきたのね、様々な時代を。 「あ、そろそろ行かなくちゃ。久しぶりに楽しかった!」 「こちらこそ。」 「元気でね」 「君も元気で。」 『きっとまた会えるね。』 心の中でつぶやく。 ♪30年を2時間半で飛びこして 二人の気持ちは20(はたち) 初めてのデート 「真夜中のカウボーイ」 30年を2時間半で飛びこして 二人の気持ちは21 ぎこちないFirst Kiss あなたの誕生日 いつも歌ってくれた しゃがれた「Blowin' In the Wind」 別れた理由が いまだに見つからない。。。♪ 試聴(ごくごく一部)はココでできます。 習志野文化ホールでの「06年ヴァージョン 映像視聴」はココにあります。
by dogs4us
| 2007-06-23 11:09
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